イカ釣りの準備をしよう!技術編 ~シャクリ~

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釣り

どうも、おはこんばんにちは。

ライス(小)です。

前回のキャスティングに続き技術編の第2回となります。

今回はシャクリについてです。

シャクリとは何かというと、簡潔に言うとエギを生きた生き物に見せるための技術のことです。

日常生活ではあまり耳にしない言葉ではないかと思います。

今回の記事ではシャクリの基本的なやり方について、シャクることによってエギに何が起きているのか、またシャクリ種類について書いていきたいと思います。

これからエギングを始める人、ちょっとやってみたけど海中で何が起きているかピンときていない人、エギという道具をどう動かすことでイカを釣り上げるに至るかを書きたいと思います。

このあたりの理屈を理解すると、一つ一つの動きに意味があることに繋がり、釣果に結び付けるための思考に良い影響を与えることになるはずです!

それではよろしくお願いします!

シャクリとは

エギングにおける「シャクリ」とは、エギ(餌木)を使ってイカを釣る際のルアーアクションテクニックの一つで、竿(ロッド)を上下にシャクる(振る)動作を指します。

このアクションによってエギを上下に動かし、エギが生きているエビや小魚のように見えるようにすることが目的です。

このシャクリについても、キャスティング同様に慣れるまで結構時間がかかってしまう技術的な要素があります。

具体的にはロッドを動かすと同時にリールも巻くことが必要となってきます。

これはエギだけでなく、ルアー全般に使える技となります。

この動きがうまくなると、糸が風を切るような独特な音が出ます!(シュッシュッ、みたいな。

う、うまく表現できません笑!)とりあえずは、歯切れのいい音が出たらシャクリはほぼできているとみなしていいと思っております。

シャクることによってエギに何が起きている?

ではシャクリを行うことによって、エギ、つまり水中で何が起きているか説明します。

まず、シャクリとはロッドでエギを引っ張る力とリールを巻くことでエギを引っ張る力の二つが同時にエギにかかります。

そうすることで一瞬の力がエギにかかり、エギがパーンと跳ね上がるような動きが生じます。

この動きがエビなどの生き物が跳ねる動きに似ており、イカが「むむっ!あれは私の主食である餌(魚、エビ)ではないか!」と認識するようになります。

ただ、よくあるイカの動きとしては、「餌じゃねーか!うひょーー!(食べに)いっけー!」となるのではなく、「どれどれ、ちょっと見に行ってみっか〜」的な温度感でエギに近づいてくるイメージが近いのではないかと思います。

もちろん、空腹しだいでは、「うひょー!」もあると思いますが、後者の「どれどれ」のほうが多い印象です。

けれどもそこから釣るまでのイカとの駆け引きが、エギングにおける醍醐味的要素であり、面白みの一つではないかと個人的に思っています。

エギを追いかけてきてるんやけどな〜、どうやったら釣れるんやろ。

色かな?動きかな?とか考えることも楽しいです。

シャクリの種類

次にシャクリの種類について簡単に説明します。

シャクリの基本的な動作について説明させていただきました。

これまで説明したシャクリはいわゆるワンピッチジャークと言わるものです。

ワンピッチジャークとはロッドを1回シャクリ上げ、その後糸のたるみを取る動作を繰り返すことで、比較的シンプルで初心者でも扱いやすい技術であり、シャクリの基本でありかつ代表的な技術となります。

しかし、効果は絶大で、イカが興味を示す動きを簡単に作り出せるものとなります。

初めてエギングをやるかたはまずワンピッチジャークの習得を目指しましょう。

ここからはその他の技術なりますが、ワンピッチージャークの応用となるものも多く、知ってるだけで意外と使えるものもあります。

ですので、未経験のかたは「へー、こんな技術もあるんだー」程度でいいかと思います。

後で思い出せるかどうかが大切です。

それでは説明に入ります。

ツーピッチジャーク

ロッドを2回連続でしゃくり上げ、その後糸ふけ(糸のたるみ)を取る。

より激しいアクションをエギに与えることができる。

活性の高いイカを狙う時に効果的。

ショートピッチジャーク

短いピッチで素早くロッドをシャクリ上げる動作を連続して行う。

素早い動きでイカの反応を引き出す。

活性が低い時や、リアクションバイトを狙う場合に有効。

個人的にはこの動きで底のほうでアクションすると、コウイカが良く釣れる印象があります。

※リアクションバイトとはイカがエギに対して反射的に食いつく現象を指します。

食べる気がない、餌に気づいていないイカの目の前をルアー(エギ)が通過する「あっ!エサッ!!」的な感じで無意識に飛びつくことをいいます。

ロングジャーク

ロッドを大きくゆっくりとしゃくり上げ、その後にスラックを取る。

エギを大きく跳ね上げる動きを作り出す。

深い場所にいるイカや、広範囲を探る時に適している。

ダートジャーク

ロッドを左右に素早くしゃくり、エギに不規則な動きをさせる。

捕食本能を刺激しやすい。

活性の高いイカに対して有効。

※活性が高いとは、食いっけのあるイカや魚のことをいいます。

釣り人にとってはボーナスタイム、チャンスタイムであり、超重要な時間となります。

ここで釣れない時のショックはでかいです。

ちなみに逆が活性が低い。

釣れないときはとりあえず、活性が低いと言い訳をたてて家路につきます。

ステイ

シャクった後、エギをその場で止める(ステイさせる)時間を設ける。

イカがエギに近づきやすくなる。

シャクりと組み合わせて使うことで、より自然な動きを演出できる。

よく飼い犬に飼い主が「ステイ」といったら犬がピタッと止まるアレに似てます。

エギが着底してもそのまま放置します。

アングラーの方が行っていましたが、意外と何もしなくても潮の流れなどで、海底でもエギはゆらゆら揺れているようで、その動きだけでも生き物の動きに近いものがあるそうです。

まとめ

今回はシャクリについて説明させていただきました。

書いている通り、最初はワンピッチジャークの習得を目指すことがベストです。

けれども、そこからできる技術を増やす、つまり選択肢を増やすことで、海の中の状況やイカの状態等からイカを釣るためのベストな選択肢を導き出していく。

それがはまってイカかが釣れた時などは、こちらの作戦勝ちみたいな感じで、この釣りの醍醐味でもあると思ってます。

この快感にサイズはあまり関係ないです。

釣れないときでも、何も考えずにキャスティングやシャクりを延々やっていると苦痛ですが、いろいろ考えながら試していると結構時間はあっという間に過ぎたりもします。

このような戦略的な釣りをしてもらうためにも、ぜひともシャクリの技術はマスターしてもらえたらと思います。

それでは、今回はここまでとさせていただきます。

それでは、また!

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