どうも、おはこんばんにちは。
ライス(小)です。
エギのサイズには1号から4.5号まで幅広くあります。
その中でも3.5号を推奨している店舗やホームページが多く見受けられえます。
今回は、なぜ3.5号が推奨されたり、主流となっているのか、その理由について書いていきたいと思います。
結論として、3.5号のエギはエギングにおけるすべてのシーズンにおける度のサイズのイカに対して汎用的に使えるオールマイティな重さや大きさであるからです。
メーカー側も3.5号のエギを使用することを軸にロッドやリールを設計しており、道具のポテンシャルを最大限に引き出すことができるエギと言っても過言ではありません。
また、イカと捕食対象のサイズと3.5号のエギのサイズについても考察しています。
今回の内容は、これからエギを購入しようとされている方、なぜ3.5号が推奨されているのか疑問に思っている方を対象としています。
3.5号を選ぶ理由は何なのか?それ以外のサイズの購入はどういう考えから購入すればいいのか?を重点的に書いています。
今後のエギ選びにも、なんとなく3.5号を選ぶ、または別のサイズを適当に選ぶ(とりあえず持っておく)、ということがなく、明確な根拠をもって適切なエギの購入に繋げることができると思います。
是非、最後まで読んでみてください。
それでは行ってみましょう!
なぜ3.5号という間の数字があるのか?
そもそもエギの号数についてですが、釣り具店などでよく見かけるサイズは2号、3号、3.5号、4号があります。
※実際は1号、2.5号、4.5号もあり、取り扱っている店舗も多々ありますますが、見かける頻度はあくまでも私個人の所感です。ご注意ください。
なぜ、3号でもなく4号でもなく、3.5号のエギが多く取り扱われているのでしょうか?その疑問を紐解くために、「大きさ」と「重さ」について考えていきたいと思います。
ちなみにエギの号数・長さ・重さの関係は以下の通りです。
(重さには幅があります。ご注意ください。今回はおよその平均値で記入しています。)
大きさ
3.5号のエギは10.5cmであり、イカの捕食ターゲットであるアジやイワシの平均サイズ(15cm〜20cm)に比べると比較的小さいサイズとなっています。
その点についてもう少し詳しく調べてみました。
エギの3.5号の10.5cmはカンナを除く全長となっています。
仮にアジの場合、平均サイズの全長というのは尾びれを含んでいるサイズとなっています。
体の部分というところに焦点を当てるとおよそ12cm〜17cm程度となります。
平均サイズのアジ(尾びれ除く)と3.5号のエギを改めて比較すると、3.5号のエギのサイズは平均サイズより少し小さめということがわかります。
平均サイズより小さいことは、大きくなればなるほど個体数が少なくなる魚の生体上、日常的によく見かけるサイズであると推察されます。
ここでイカやフィッシュイーターの捕食に対しての傾向について改めて考えます。
仮に目の前に大きいサイズと小さいサイズの捕食ターゲットがいた際に、どちらをターゲットにするかというと、以下の理由から小さいサイズを狙うことでリスクを軽減して効率的に栄養を搾取すると考察されます。
- エネルギー効率
- 捕食の容易さ
- 今までの実績の学習
つまり、平均より小さいサイズに設計されていることは、イカの捕食傾向や捕食ターゲットの個体数からしても効果的な大きさであると考えられます。
しかし、注意しなければいけないこととして、この考察は絶対的なものではないということです。
理由として海の状態によって、イカの好みは大きく変わる可能性はあります。
- ベイト(餌となる小魚)の状態
- イカの生理的状態や活性度
海の状態(ベイトのサイズ)によって、イカは従来のサイズより大きいサイズを捕食しているといった環境も十分考えられます。
しかし、これらの変動的な要素を踏まえても、エギの3.5号の大きさというのは、中型や大型といった幅広いイカの捕食対象の条件を満たしている効率の高い万能サイズといえます。
重さ
次に3.5号のサイズの重さについて調べていきたいと思います。重さについては、大きさと異なり、メーカーによって多少差異があり、17g〜25gと重さに幅があります。今回は平均の20gについて考えていきます。ちなみに各メーカーの代表的なエギの3.5号の重さは以下の通りです。よく使ったり気になるエギがある場合はそれぞれの重さに読み替えて下さい。
重さについて考える際に、エギの重さが釣りに与える影響について整理したいと思います。
重要となってくる要素は以下の4点となります。
上記4点の重点要素についても、状況によって優先度は変わってきます。
例えば、釣りのポイントで風がほとんどない、潮の流れが弱いといった時には「風や潮の影響」の優先度合いは低くなり、イカのいるポイントがある程度手前に確認できたならば、「キャストした際の距離」の重要度は一気に低くなります。
このような点を踏まえ重さについてどうとらえたらいいかというと、エギの選択理由として重さだけで選ぶことはできないということです。
キャストだけ見れば、4号といった重ければ重いエギほどより遠くに飛ばすことができ、風や潮の影響は受けにくく、沈降速度は早く、効率的に底を取ることができます。
しかし、対象となるイカのサイズが小型や中型である場合、4号のエギは捕食サイズに合わないパターンに陥ってしまいます。
大きさと重さにおける結論
エギのサイズでは絶対に3.5号のサイズでないとダメだ!ということはありません。
よくエギング初心者に言われがちな、「エギのサイズはとりあえず3.5号にするように」の理由を言語化すると以下になるかと考えられます。
「重さ」と「サイズ」を同時に考え、海の状況(イカの状況を含めて)が何もわからない時に、それぞれの要素で合格点を取りやすいサイズが3.5号となります。
また、その汎用性の高さから、多くの釣り具メーカーは、3.5号のエギをキャストすることを基準にエギング用のロッドやリールを設計されています。
もちろん、3.5号以外のエギもキャストしたりしゃくったりできますが、エギの動き(パフォーマンス)を最も効果的に発揮することに繋がります。
現場での様々な情報を得たうえで、サイズや重さ色を考えた上で適したエギに変更すると更に効果的なエギングにつながり、釣果の向上に発展してきます。
このようなイカの習性や海の状況を読み解きながら重さやサイズの最適なエギを選択し、アプローチを変えて釣果に結び付けていくことがルアーフィッシングの醍醐味の一つであり、わたしがルアーフィッシングを好む理由の一つです。
3.5号の購入時に考えること
状況に応じて必要な号数は変わってくるのが現実ですが、手持ちに3.5号のエギがないなら優先して持っておきたいサイズです。
例えば、秋のエギングであれば、3.5号をベースにそこからサイズを下げた、3号や2号を購入の対象となります。
逆に、春の中型から大型が対象となる場合は、3.5号から上のサイズがハマる局面も考えられます。
しかし、3.5号のエギが条件を満たさない時期や海の状況はほとんどないので、手持ちのエギの主軸とするのがいいでしょう。
また、先ほど私が醍醐味であると伝えた通り、正解のエギを探す工程を楽しむためにも、ある程度の数を揃えておくことをお勧めします。
エギを持ち合わせておらず予算にある程度上限が設けられている場合は、
「すごくいいエギを1本持つ < さまざまな種類のエギを複数本持つ」
ことを意識してみてもいいと思います。
そのような視点を持って購入の参考にしてみてください。
コスパ重視、手持ちにエギがほとんどないよという方
3.5号エギを複数色含むセット
代表的なエギブランドのメーカーのエギ
メーカーごとに3.5号においても様々な種類がありますが、代表的なモノを下記に上げます。
エギ王LIVE
エギ王k
エメラルダスステイ
イージーQ キャスト 喰わせ
まとめ
以上の情報を踏まえ、3.5号エギは多くのエギンガーにとって重要な大きさとなっています。
最大の理由である汎用性の高さから、初心者から上級者まで幅広く使用されており、様々な状況に対応できる優れたサイズと言えるでしょう。
エギングを楽しむ上で、3.5号エギは必須アイテムの一つと言っても過言ではありません。購入の際は、使用する環境や時期、個人の好みに合わせて選択することが重要となってきます。
その中で適切な3.5号エギを選ぶことで、エギングの楽しさと釣果を大きく向上させることができるでしょう。
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