エギについて ~カラー編~

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釣り

どうも、おはこんばんにちは。

ライス(小)です。

今回はエギのカラーについて書いていこうと思います。

前回の記事の中でエギの形状や材質などエギを司る形について書かせていただきました。

今回はエギのカラーについてです。

エギのカラーといっても一色で構成されているのではなく、上布(背中)のカラー、下地のカラーと大きく2種類に分かれます。

また、その2種類の組み合わせることにより、ひとつのエギの形状に複数のカラーパターンが存在することになります。

  • 数あるカラーにはそれぞれどんな特性があるのか
  • どのような状況下でその特性を活かすことができるのか
  • 最終的に、初めてエギを購入する際のカラーの選定について

そういった点に触れていきたいと思います。

それではよろしくお願いします!

エギのカラーについて

まずはエギを構成するカラーについてです。

エギのカラーというとひとえにエギ全体を覆っている一色というわけではありません。

カラーとなると、下地と上布(背中のカラー)に分かれます。

簡単にいうと以下の通りです。

下地について

エギ本体に巻き付けてあるテープの色です。

プラスチックのエギの本体があると、まずそこに巻き付けるのが下地といわれるテープというわけです。

次にそこに上布といられる布を巻き付けます。

「本体→下地→上布」という順番でエギを包んでいるといったイメージです。

上布(背中のカラー)について

エギの下地に被せるように、表面に巻かれている布のことです。

エギを生き物に見立てた時の背中にたる部分のカラーリングが上布の背中カラーということになります。

ここで上布の効果について少し記載します。

イカは触手で獲物に触れるときに、自然界にはないプラスチックに触れると、違和感を感じ警戒して離してしまいます。

上布を巻くことで違和感を軽減し、エギを触れる時間を長くする効果が期待できます。

また吸盤の吸いつきが抑制されるので、フッキング率が向上します。

背中カラーの効果

上布の背中カラーの選択する際の基本的な考え方としては、潮(海水)の色に合わせることです。

潮(海水)が濁っている時

海水が濁っているということはエギが見えにくくなっています。

そんな時は、オレンジやピンクといった派手な色が効果的です。

派手な色のほうがイカも見えやすく、また追いかけてくるイカも発見しやすくなります。

潮が澄んでいる時

ベイトフィッシュのブルー系を中心に選択する。

※ベイト…ターゲットの餌となる小魚を意味します。

ルアー選択時には、ルアーをよりベイトに近づけることが釣果アップの近道の一つです。

そのため、釣り場でベイトを確認すすることは非常に重要な確認事項となります。

具体的な色としては、水の底にいるベラなどの小魚に模したブラウン系。

ナチュラル系やダーク系の自然に近い色があげられます。

エギの下地(テープ)のカラーについて

下地のカラーについては太陽の状態によって色を考えるといいとされています。

つまり太陽の色や光の量によって下地に合わせるということです。

下地からの選択基準

まず一つの基準となる太陽の状態として朝夕のマズメが挙げられます。

朝マズメは夜明けのことを言い、海の生物全般的に活性があがり、釣りをする人にとって魚が釣りやすい、ボーナスタイムみたいな状態を言います。

釣り人の朝が早いのは、ひとえにこの朝マズメを狙って海に向かうためといっても過言ではありません。

この夜明けの太陽の色はだんだんと赤色からピンク色、オレンジ色と変化してきます。

それぞれの太陽の状態に合わせて、エギの下地は以下の色が推奨されます。

  • 夜(暗い時間帯)は赤色
  • 太陽が昇り始めた時はピンク
  • 太陽が上がり切ったらオレンジ
  • 完全に明るくなったら金色
  • 太陽が真上に来た時。(太陽が白く見えて、強い光になる状態)この時は、銀色、ホログラムなど強い光を反射できる色。
  • 曇り空の時で太陽が雲に隠れてしまった時。曇り空でも紫外線は届くので、紫外線を受けて発行する、ケイムラ色。
  • 太陽が完全に沈んで暗くなった時。ぼんやりと光るので夜行タイプ。(水が濁っている際にも有効)

カラーについて、上記の内容を踏まえて市販されているカラーの活用タイミングをまとめてみました。

選ぶ際の参考にしてみてください。

エギのカラー選択について(優先度)

下地と背中のカラーが二つ存在するとき、どちらのカラーを優先すべきかといく疑問が生じてくるかと思います。

その際は、下地のカラーを優先することが推奨されています。

これは理由として、下地のカラーの方がイカに対するエギの視認性やアピール度に大きく影響するためです。

そして、カラーの選択は光の量でその時々のベストカラーが変わってくるため、上記の内容を参考していただき、

朝マズメ(陽が昇り始めたとき)

日が昇り始めたとき

日中(晴れか、曇りか)

夕マズメ

夜間

といった具合にローテーションを組むと効率的なエギのチョイスができると思います。

イカの眼

ここまでエギのカラーについて色々と話しをさせていただきました。

その中で、エギのカラーチェンジは実際イカの目にどう映っているのか?そもそもイカの目ってどうなっているの?という疑問について、その答えを述べたいと思います。

関係ないですけど、イカの眼ってデカイですよね!

イカは色を判別できるのか?

生物学的にアオリイカは「色覚をもたない」と判明しています。

しかし、光を感知する細胞が備わっているため、限られた光の波長内であれば、物体を認識することができるそうです。

具体的な色でいうと

緑 → 黄色 → オレンジ → 赤 と認識しにくくなるらしいです。

イカの視力

アオリイカの視力は0.64といわれており、海の生物では相当高い部類です。

色の識別はできないが、光の明度の濃淡(明暗)の違いと優れた視力による形状や動きの察知で、総合的に物体(魚やエギ)を認識しているのではないかといわれています。

眼、デカイだけありますね!

まとめ

今回はエギのカラーについて書かせていただきました。

今回記入させていただいた通り、カラーの影響力というのは状況によって大きく異なってきます。

改めて思うことは、カラーの選択を間違ったことによって、本来は釣れたはずのイカが釣れないということが起こったら非常にもったいないことだということです。

状況判断や技術が完璧にできているのに、カラー選択を間違ったから釣れなかった。

隣のアングラーに狙ったイカを釣られたという未来もあり得ないことはないのかなと。

カラーについては、「知っていると知らない」の差は思った以上に大きいのではないかと考えます。

ぜひ、今回の記事で得たカラーリングの情報をエギングの際に活かして釣果に繋げてもらえればと思います!

それではまた!

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